「ジム・トンプソンの家」博物館

絹織物で知られるジムですが、建築の教育も受けており、熱心な蒐集家でもありました。1950年代後半までに膨大な数の美術品や骨董品が集まっていたため、バーン・クルアの機織り集落から運河を渡ったところに、それらの保管場所を建てることにしました。

1958年に建設が始まったハウス・オン・ザ・クロンは、わずか1年で完成しました。チーク材を使った6棟の伝統的なタイ式家屋からなり、緑豊かな庭園に囲まれています。タイ建築の愛好家であるジムは、タイの各地で廃屋を購入し、現地で解体した後、アユタヤの熟練大工らの手を借りて再構築しました。

ジムの家は、「シルク王」が謎の失踪を遂げるまで住んでいた場所として、また当時ほとんど知られていなかったアジアの美術品や工芸品の包括的なコレクションとして、世界を魅了する歴史的建造物となりました。

「ジム・トンプソンの家」博物館の詳細はこちらから www.jimthompsonhouse.org